ファーウェイ・ジャパンから2017年10月12日に発売されたSIMフリースマホ「honor 9」を購入しました。「honor 9」はフラグシップクラスとほぼ同等の基本スペックと15層のレイヤーの美しいデザインをもったモデルです。市場想定価格は53800円(税別)です。
では、さっそく実機を用いてレビューしてみます。
「honor 9」実機レビュー
さっそく、自慢したくなるような美しいデザインと高いスペックを合わせもった「honor 9」をレビューしていきます。
「honor 9」スペック
まずは「honor 9」のスペックからおさらいしておきます。
- OS:Android 7.0
- ディスプレイ:5.15 インチ(1920×1080)
- SoC:Kirin 960
- CPU:Octa Core 2.4GHz×4+1.8GHz×4
- RAM:4GB
- ROM:64GB
- カメラ:REAR:12MP+20MP FRONT:8MP
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac
- 指紋センサー:○
- USB:Type-C
- バッテリー:3200mAh
- FDD-LTE : B1/3/5/7/8/19/20
- TDD-LTE : B38/40
- WCDMA : B1/2/5/6/8/19
- サイズ/重量:70.9(W)×147.3(D)×7.45(H) mm / 155 g
SoCは、フラグシップモデル「HUAWEI P10」と同じ「Kirin 960」を採用しています。メモリ仕様なども非常に高いスペックとなっています。
さらには、リアにはデュアルカメラを搭載。カメラ性能に定評あるファーウェイ製のスマホということで、「honor 9」に搭載しているデュアルカメラの性能も高いものとなっています。
実際に操作してみても、「HUAWEI P10 lite」などのミドルレンジのSIMフリースマホからの機種変更しても、すぐに体感できるパフォーマンスの差があります。
イオンモバイルのキャンペーンで購入
今回、やすスマ@yasu_sumaは「イオンモバイル ヨロシ9!キャンペーン」を開催していた「イオンモバイル」で「honor 9」を購入しました。
「honor 9」が到着
「honor 9」の発表日(2017年10月10日)にさっそくオーダー。到着するまで少し待つことになって、2017年10月14日に「honor 9」が到着しました。
まずは、「honor 9」の外箱です。非常にシンプルなデザインでカッコイイです。「9」のロゴが目を引きますね。開封時のワクワク感を十分に演出してくれます。
外箱を開けると、「【実機レビュー】HUAWEI nova lite」でも見たことあるような、ファーウェイ製のスマホでおなじみの感じで「honor 9」本体がささっています。
「honor 9」のカラーバリエーションは「サファイアブルー」、「グレイシアグレー」、「ミッドナイトブラック(楽天モバイル限定カラー)」の3色です。
その中で、やすスマが選んだカラーは「サファイアブルー」です。
付属品をチェック
外箱から、付属品を出して、「honor 9」本体とともに並べてみました。
クリアケース付属
メーカー純正の「クリアケース」が付属しているのはシンプルにうれしいですよね。大切な「honor 9」を傷から守ることが可能です。
付属している「クリアケース」は、ハード系のものです。ケースの透明度はそこそこあります。
実際に「honor 9」に「クリアケース」を装着してみました。
当然ですが、ケースを装着すると背面デザインの雰囲気は変わってしまいます。背面の美しいデザインをそのまま楽しむか、傷から守るためにケースをつけるか迷うところです。
「やすスマ」はケースをつけずに「honor 9」を楽しむことにします。
次に付属しているACアダプターです。けっこうコンパクトです。「honor 9」のUSBポートは「Type-C」で、付属している純正のACアダプターを使用することで9V/2Aの急速充電できます。
デザインをチェック
次に「honor 9」の大きな魅力であるデザインのチェックに移っていきます。とりあえず電源をオンにしてみます。
起動すると「honor」ロゴが表示されます。
やっぱり、かなりカッコイイです。
美しいデザインに満足!!!
前モデル「honor 8」も優れたデザインで魅力的でしたが、「honor 9」のデザインはさらに洗練されたものとなっています。間違いなくハイレベルな仕上がりです。
「honor 9」を様々な角度から眺めてみます。
5.15インチディスプレイ
「honor 9」は5.15インチディスプレイを搭載。ディスプレイはなかなか美して明るいものになっています。やすスマとしては十分に満足できる表示品質です。
ディスプレイは2.5Dガラスに覆われていて、前面のエッジにかけて少しラウンドした形状になっています。
「honor 9」にはクリアケースが付属していますが、液晶フィルムは貼られていません。
「「HUAWEI nova lite」に強化ガラスフィルムを貼ってみた」にも書いていますが、2.5Dガラスを使っているモデルでは液晶フィルム選びの際にラウンドエッジに対応できるかが大切なポイントです。
「指紋センサー」は前面に搭載
ディスプレイ下のホームボタンには、「指紋センサー」が内蔵されています。前モデル「honor 8」は「指紋センサー」を背面に搭載。搭載場所が変更されています。
本体を置いた状態で持ち上げなくても指紋認証できるのはうれしい点です。
「指紋センサー」の両隣には、バックライト付きのボタンが2つあります。「設定」メニューから、3つの「ナビゲーションキー」の設定を変更することが可能です。
「ナビゲーションキー」の設定については別ページに詳しくまとめています。参考にしていだければ幸いです。
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シングルナビゲーションキー設定で「honor 9」の操作性向上
「実機レビュー」にまとめている通り、「honor 9」は上質なデザインと軽快な動作でハイレベルな仕上がりになっています。 実機レビューは別ページにまとめています。参考にしてみてください。 このページに ...
やすスマはシングルナビゲーションキーに設定変更しています。慣れてくるとシングルナビゲーションキーの方が便利だと感じています。
ナビゲーションキーのライト消灯時間も「設定」メニューから変更することができます。
ボディ背面
次に、「honor 9」のボディ背面です。
ボディ背面は非常に美しいデザインです!!!
光のあたる角度によって「honor 9」のボディは表情を変えます。
「マイクロパターン」仕上げ
「honor 9」の15層ものコーティングを施した「マイクロパターン」の仕上げによる美しいデザインは文句なしに大きな魅力です。
デュアルカメラ
背面上部には、2000万画素+1200万画素のデュアルカメラを搭載。2000万画素のモノクロセンサーと1200万画素のRGBカラーセンサーという構成で、劣化を抑えながら2倍までズームできる「ハイブリッドズーム」機能を搭載しています。いわゆるライカカメラではありませんが、このデュアルカメラも大きな魅力です。
ボディ上
ボディ上部には「赤外線発光部」と「マイク」があります。
ボディ下
ボディ下部には「USB Type-C」ポート、「ヘッドセットジャック(イヤホンジャック)」、「マイク」、「スピーカー」があります。
「イヤホンジャック」が廃止される機種が増えていますが、「honor 9」にはちゃんと「イヤホンジャック」が搭載されています。
ボディ右
ボディ右部には、「音量ボタン」と「電源ボタン」があります。一般的なボタン配置です。
ボディ左
honor 9のSIMスロット
ボディ左部には、「SIMスロット」があります。
SIMスロットは「Nano SIM x 2」の構成になっています。micro SDカードスロットと兼用ですので、microSDカードを使用している時には2枚のSIMカードをさすことができません。
対応するLTEバンドはB1/3/5/7/8/19/20/38/40です。
4G+3GのDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応しています。
一方で、「au VoLTE」には対応していません。
背面左右の美しいカーブ
「honor 9」のデザインで気に入っているのが、背面の左右エッジがカーブしている形状になっていることです。
フレーム部分には細かなカットが施されていて、デザインの高級感を演出しています。
ボディ重量
SIMカード1枚を挿した状態で、重量計測を行ってみました。
メーカースペック表では、ボディ重量が「155g」と書かれています。実際に計測してみた感じではほぼスペック通りの重量となっている印象です。
ボディ幅
「honor 9」のボディ幅は約70.9mmです。やすスマ@yasu_sumaとしては片手で操作するのもまったく問題ないコンパクトさです。
「honor 9」はエレガントなデザインでコンパクトな仕上がりになっています。
「honor 9」を本格的に起動してチェック
「honor 9」のデザインは期待通りの素晴らしいものとなっていました。
ここからは、本格的に「honor 9」を起動していきます。ベンチマーク計測するなどパフォーマンス面もチェックしていきます。
「やすスマ」の「honor 9」を「イオンモバイル」で購入したので、すでにSIMでネットワーク接続できる状態で届きました。
「honor 9」が届いたときからすぐ使える状態になっているのは手軽さという点ではいいですが、一方でイオンモバイル関連サービスアプリ等がすでにインストールされた状態でした。
それらのアプリ等を利用する予定はありませんので、とりあえず初期化してからセットアップを実行。そうしたときの状況をまとめておきます。
さくっとセットアップ
「honor 9」は、OS「Android 7.0」を搭載。UIはファーウェイスマホでお馴染みの「EMUI 5.1」です。
セットアップ自体はそれほどややこしくはないです。「Google」アカウントの設定や「Wi-Fi」設定などを行っていきます。
AndroidのSIMフリースマホからの機種変更される方であればそれほど迷うことなく完了することができると思います。
ホーム画面
セットアップをさくっと終わらせるとホーム画面が表示されます。
初期設定では、ドロワーボタンがなくてすべてのアプリがホーム画面に表示される1レイヤーの形式になっています。
「設定」メニューから、ドロワーボタンを表示させてすべてのアプリを表示させる、2レイヤー形式に変更することも可能です。
プリインストールされているアプリは「Google」アプリやファーウェイのアプリが中心です。ファーウェイのアプリはシンプルで使いやすくて、メモ帳は使いやすくてレビューしているHUAWEI P10 liteでけっこうヘビーに使っています。
メモリの状態
「honor 9」のメモリ仕様は「4GB RAM+64GB ROM」。十分な搭載容量です。
セットアップ完了して直後の内部ストレージの空き状況をチェックしてみました。
内部ストレージの空き容量は「48.49GB」と表示されていました。これだけの容量が空いていれば、動画等をたくさん撮影しなければ当分は困ることもなさそうです。
「honor 9」にアプリをインストールするなど少し使用してからRAMの状況をチェックしてみました。
RAMの平均使用率が50%を切っていました。こちらも当分は問題なさそうです。
SoCに「Kirin 960」を搭載しているということで、パフォーマンス面は前モデルから大きく進化しています。
さっそく、ベンチマークアプリ「Antutu V6.27」をインストールしてスコアを3回ほど計測してみました。
計測ごとに「honor 9」を一定時間クールダウンさせています。計測ごとにばらつきがありますが、すべて14万オーバーでした。
「Antutu」のスコアとしては12~13万ぐらいを予想していたので、予想よりも高いスコアでした。
実際に「honor 9」を使っていてもきびきびと動作しています。
「honor 9」レビューまとめ
「honor 9」を実際に使ってみると、上質なデザインは期待通りで、スペックの高さは、動作にもしっかりと表れています。
「サファイアブルー」も期待通りの美しいカラーとなっています。
「HUAWEI P10」とは異なる魅力を持った一台です。
「honor 9」はMVNO取り扱いモデルという位置付けに近いので、SIM契約と同時購入で割引きといったようなキャンペーンも注目しておきたいところです。
以上、少しでも参考になる部分があれば幸いです。